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HSPの人は繊細で傷つきやすく、心優しい人が多いため仕事する上でいろんなストレスを溜めてしまうことが多いですよね。
例えば、自分に合った仕事を選べていないストレスや、相手の感情に支配されてしまうといったHSP特有の症状があります。
それらのストレスに耐えきれずに、仕事を転々としてしまう…といった話も聞きますが、実際のところはどうなのでしょうか?
そしてHSPのように繊細な人が、イキイキと働ける7つの職業とは?
HSPの人が無理なく自分自身に合った仕事を見つけられるように、詳しく解説していきます。
HSPの人が仕事を辞めたいと感じる2つの原因
HSPの人が職を転々としてしまうといった話は、それを裏付ける統計データなどはありませんが仕事を辞めたいと思う瞬間は大きく分けて2つあります。
それは「職場環境」と「人間関係」のストレスです。
それぞれ詳しく解説していきますね。
社会の常識や職場環境に順応できない事が辛い
世の中には「常識」や「暗黙のルール」と言うものが多数ありますが、HSPの方はそれらに順応することがムズカシイ傾向があります。
細かいところで言えば、休憩時間や働く場所が決まっていることさえ違和感を感じたり、他にも職場内の静けさや騒音、周りへの気遣いなどに気を使い過ぎてしまうのです。
ネット上でもHSPに関する相談が多数ありますね。
私はどうやら敏感で繊細な性格(HSPというらしいです)らしく一日仕事をして、家に帰って家事をして(妹と暮らしています)それだけでぐったり疲れてしまいます。
朝の満員電車から、職場のうるさい環境、人が大勢いる中での昼食…すべてがストレスみたいです。
甘えなのかもしれません。でもしんどく思う時があります。
引用URL:ヤフー知恵袋
仕事に対しても要領がいい部分があるので、早く覚えたり成果を出しやすい質でしたが、周りに合わせてわからないフリをしたりすることも多かったです。
しかしそれは自分の裁量を持つ場面では要領よくできるのですが、私のやり方に干渉してくる人がいる場面では、その人の機嫌をとることに注意が行き過ぎからっきし仕事のできないやつでした。
引用URL:ヤフー知恵袋
他の人(非HSP)なら気にもならないようなことが気になってしまい、ストレスが溜まってしまうのです。
もちろんHSPの人は「気になっているのは自分だけだろう」という自覚症状はあります。
今、自分が感じていることと、相手が感じているであろう感情も同時に考えてしまうということです。
そのギャップを埋めることができずに、苦しんでしまいます。
しかし、この違和感を人に相談しても理解されないだろうということもわかっているため、一人で悩みを抱えてストレスを溜め込み、最終的には仕事を辞めたいと思ってしまうことが多くなってしまうのでしょう。
相手の感情に敏感に感じ取る繊細さ
HSPの人は相手の感情の変化を敏感に察知します。
相手の感情が勝手に自分の中に流れ込んで一体化してしまう、と表現しても良いかもしれません。
喜怒哀楽の全ての感情に対して反応しますが、HSPの人が最も敏感に反応するのは、相手の怒りや悲しみといった負の感情でしょう。
一気に相手の負の感情が自分の中に流れ込み、場合によっては呼吸が上手くできず息苦しくも感じてしまう時もあります。
自分が職場などの人間関係で生きづらさを感じており、周りからは「卑屈だ」とか「気にしすぎる」とか
「細かすぎる」とか批判をされてきました。仕事は至って真面目できちんとこなし丁寧な仕事を心がけており、周辺の乱暴な言動をする方々から
受けるネガティブな感情を、いつの間にかどっしりと受け止めてしまい自分がおかしい?のではないかと思ってきました。すごく疲れます。
引用元URL:ヤフー知恵袋
職業訓練を受けているのですが感受性が強過ぎて体調不良やストレス過多を起こしていて困っています。
他人の体調不良や気持ちを貰ってしまったり、何となく気持ちを察してしまったりして具合が悪くなってしまいます。
他のHSP体質と呼ばれる、就職している皆さんはどう対処しているか教えて頂けますと幸いです。
引用元URL:ヤフー知恵袋
自分自身のことでは無いのに、他人の感情を敏感に感じ取り激しく感情が揺さぶられてしまうのです。
相手の感情に対して敏感に察知する繊細さで、精神的に疲れてしまうことが多く、仕事を続けることに不安な気持ちを抱いてしまい退職を考えてしまうケースがあります。
職場がつらい環境なら無理して働く必要はない
あくまで僕の自論ですが、今働いている職場環境がつらいのであれば、無理に続ける必要はないと考えています。
経済的な問題でスグに転職などができないかもしれませんが、HSPの人特有の繊細な感受性や能力が発揮できる仕事や、求めている人は必ずいます。
HSPの人に合った仕事を知っておくことで、今後の働き方の参考になりますので、ぜひ知識として知っておいてくださいね。
HSPで繊細な人に向いている職業7選
HSPで繊細な人に向いている職業を7つ解説します。
今までの仕事経験や、興味があって突き詰めたいことなどを重ね合わせて、あなたに合っている仕事はどれかを考えてみてくださいね。
針・灸・整体師
HSPの方はホスピタリティが高いと言われており、整体師やはり師、きゅう師はといった人を癒やす職業に向いています。
ホスピタリティは日本語で「もてなし」と訳されることが多いですが、HSPの人の場合は「人を助けたい」「人の役に立ちたい」という感情が人よりも強い、と表現したほうが合っているでしょう。
体や精神的な疲れを抱えた人を癒やす仕事であり、人体というとても奥深いモノが相手になるため、探究心の強いHSPにとってやりがいを感じられる職業と言えますね。
カウンセラー
人の手助けをすることに向いているHSPの人は、カウンセラーの職業にも向いています。
人が抱えている精神的な悩みや、学校での進路の相談や仕事上のキャリアアップなどで頼りにされる職業です。
正直、人の今後の人生を左右することもあるので大変な仕事です。
しかし、人の悩みや抱えている問題に共感や理解をして、一緒に解決に向いて動くことにやりがいを感じることも多い仕事と言えます。
自然・動物に関わる仕事
自然を相手にしたり、動物の世話をする仕事もHSPに向いている職業と言えます。
人間を相手にしないことは、それだけで心理的なストレスから開放された気分になれますし、業務も興味が持てる内容であれば、本当の自分を素直にだせるようになるでしょう。
普段は口に出すことをためらうような言葉でも、自然や動物相手であれば言葉で表現でき、それがキッカケで内面にある優しさをドンドン発揮して仕事を楽しめそうです。
小さなお店の接客業
HSPの人の多くは、人に対して優しく生きたいと思っています。
大企業で組織の歯車になる仕事よりも「今、目の前にいる人に対して尽くしたい」という思いが、人よりもあるのではないでしょうか?
その献身さは小さなお店の接客業でも発揮することができますし、そういった接客を望むお客様も沢山います。
ただし、大きめの店舗の場合はあなたの目が届かない部分でも出てきますので、目が届く範囲を確かめながら、納得のいく接客方法をしてみるのが良いでしょう。
エンジニア
特定の分野を深く追求する仕事であるエンジニアは、HSPの人に向いています。
スキルを習得することがムズカシイ分野ではありますが、これからも重宝されるスキルです。そのため興味がある方は勉強しても良いかもしれません。
エンジニアとして身につけたスキルや知識は、高収入、安定した仕事を手に入れることができます。
ただし、一般的にエンジニア職は年齢の壁があります。
ある大手企業の採用担当者から聞いた話ですが、まったくの未経験からエンジニアに挑戦するには20代がベスト。遅くても30代中盤まででしょう。
それ以上の年齢は、採用する企業側から「未経験はNG」と判断される可能性が高いです。
場合によっては、年齢制限をヤル気でカバーすることもできますので、チャンスがあれば挑戦してみても良いかもしれません。
ウェブライター
HSPの人に向いており、在宅ワークとしても注目を浴びているのがウェブライターです。
企業や個人が運営しているブログやホームページの記事を書く仕事ですね。
いろんな案件があるのですが、その中でも「何かに悩んでいる人に向けて、共感して解決策を教える」という案件がHSP特有の共感力や想像力が役立つことになるでしょう。
お仕事自体は、クラウドワークするやランサーズなどで沢山の募集が出ているので、興味があれば覗いてみてください。
1文字○円〜や、1記事○円〜といった募集が多いです。
最初は低単価な案件で経験と実績を積んで、ライターとしてスキルが身についてきたら、高単価な仕事を発注している企業へアプローチするのが良いですよ。
アービトラージャー
好奇心はあるけど、他人と関わるストレスを避けたいなら、アービトラージャーになることも選択肢のひとつです。
アービトラージャーって聞き慣れない言葉だと思いますが、あのホリエモンも推奨しているビジネスで、個人レベルでも実戦が出来るように落とし込んでいます。
実際、僕自身もアービトラージャーとして月200万円稼いでますし、脱サラまで出来た方法です。
この働き方を選んだことで何よりもウレシイのは、人間関係のストレスがゼロになったことですけどね。
こうして書くと少し怪しいと思うかもしれませんが(笑)、本当に僕の身に起こった話です。
本当かどうか確かめたい人は僕がコミュ障で人と仲よくなれず残念だった過去から独立して上手くいった現在までの話を読んでみてください。
HSPの人が向いていない仕事の特徴
HSPの人が向いていない、関わってはいけない仕事の特徴について解説します。
この特徴を把握しているのとしていないでは、転職や就職で成功できる可能性が大きく変わってきますので、一読しておいてくださいね。
競争の激しい仕事
営業職を始めとする成績を争う仕事は、HSPに向いていないと言えるでしょう。
まず、個人の営業成績を見られることは、強いストレスになりますよね。
それ以外では、同僚やライバル会社を出し抜くために少しダーティーな手段をとる人もおり、そういった人に対して理解ができなかったりすることもあります。
競争の現場では、キレイ事だけでは片付けられない部分もあるため、そこに疑問を抱いてしまったり、ついていくことに強いストレスを抱えてしまうことになってしまうでしょう。
単調で退屈な仕事
単調で退屈な仕事はHSPの人には向いていないと言えるでしょう。
ただ単にお金だけを稼ぐ仕事に対して、モチベーションが上がらないと感じるためです。
もちろん、生活のために単調な仕事を選んでいる人もいるでしょうが、心のなかではもっと人と接したり、自分や社会にとって意味のある仕事をしたいと感じています。
状況によってムズカシイ場合もあるでしょうが、単調で退屈な仕事を選ぶよりも、心の充実感を優先して仕事を選ぶとモチベーションを維持しやすいです。
単調作業をする際は、その仕事を行う「目的」、そして「期間」を決めて行うと良いでしょう。
対立関係の多い仕事
競争や対立が激しく、人の思惑が交差する仕事はHSPに向いていません。
一般的に営業職で見られるのですが、自社内での対立関係や競合他社との関係、そしてクライアント先との関係など、さまざまな立場の中で結果を出すことは至難のワザです。
ときには納得のいかない仕事をこなす必要も出てくるでしょう。
その他にも、個人単位や部署単位、会社単位で物事を考える必要もあるため、どこかで自分の考えが及ばない部分も出てきます。
例えば、個人的には良いと思ったことでも、会社全体で考えた時に不利益になることもありえますし、その逆のパターンもありえるということです。
そういったことを、頭の中で機械的に処理できれば良いのですが、HSPの人はどこかで引っかかってしまうことが多いため、向いていない仕事だと言えます。
大人数で共同作業する仕事
HSPの人は基本的に大人数での共同作業は向いていません。
出来ない訳ではありませんが、どちらかというと自分で効率の良い方法を考えついて、自分のペースで作業できる仕事が向いています。
人と同じような作業をする際、どうしても人の効率の悪い部分が目についてしまったり、全体の効率化が良くなるような改善案を思いついたりします。
しかし、一般的にそこまでの仕事を現場の人たちは求めていません。
言い方は悪いかもしれませんが、適度に働いて、適度に稼ぎたい人たちが多く、作業の効率化よりも職場全体の空気感が大事だと考えます。
職場の規模が大きいほど、そういった傾向は強くなります。
HSPの人と非HSPの人との間に、仕事に対する価値観のギャップが生じてしまい、そのギャップがストレスの原因になります。
忙しくウルサイ職場の仕事
あまりに忙しすぎる仕事や、騒がしい環境の仕事はHSPの人に向いていないと言えるでしょう。
あなたが楽しめたり忙しくても納得がいく仕事内容であれば別ですが、数字を求められる忙しい仕事は心の余裕を無くしてしまいますよね。
機械音や電話、職場内の雑音など、あなたが気になる騒音を見つけてしまうと仕事に身が入らなくなってしまうこともあります。
しかし、全てがあなたにとって都合の良い職場を見つけることはムズカシイかもしれません。
そのため、忙しさや騒音に対して「自分がどこまで許容出来るのか?」と考えながら妥協点を探りながら探してみるのが良いでしょう。
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